All or none
物事など様々な出来事に対して「全か無か」の二分法でしか考えられない思考のことを指す。
仮にほんの少しでもミスがあればそのミスを過大に取り上げたり、一般人だとまぁ良しと思える80点から90点くらの出来だったとしてもそれを認めることができず、全体としては完全な失敗だと理解してしまう傾向をいいます。
このように極端な思考で認知が歪んでいる状態では、自分自身だけならまだしも、相手を傷つけることにもなりかねません。その繰り返しで、やがて心の病気を引き起こす遠因となることが指摘されている思考のことです。
「全か無か」と同様の言葉で全か無かの法則(all-or-none principle若しくはall-or-none law)というものがあります。こちらは刺激の強さと反応の大きさに関する法則であり、悉無律(しつむりつ)とも呼ばれています。