ストレッサー
ストレス反応を起こす外部環境からの刺激をストレッサーと呼びます。
物理的ストレッサー(寒冷、騒音等)
化学的ストレッサー(酸素、薬物等)
生物的ストレッサー(炎症、感染等)
心理的社会的ストレッサー(人間関係の葛藤や社会的行動に伴う責任、将来に対する不安等)
に分類されます。
どのようなストレッサーに対しても、私たちの心身の防御システムは一つであるので、ストレッサーの種類に関わらず、対処の基本的な原理は同じであります。
簡単に説明しますと、原因となるストレッサーを取り除くことができれば、ストレス反応を無くすことができるということ。これはストレス対処法の最も基本になるアプローチであります。
また、ストレッサーは複合して作用するので、各ストレッサーのレベルを低減させ、総和を下げることも重要であります。
ただ、気を付けないといけないのは、外傷性ストレッサーに対しては、人によってはストレス反応とは異なるトラウマ反応が生じる可能性があり、場合によってはPTSDが発症することがあるので注意する必要があります。