メランコリー親和型人格

メランコリー親和型人格

メランコリー親和型人格

ドイツの精神病理学者であるテレンバッハによって指摘された性格です。

メランコリーとは日本語では憂鬱といった意味になります。

社会人でいうと、仕事をするうえでは非常に勤勉で綿密に計画するような人で、更には良心的でもあり責任感も強い性格の人。

対人関係をみると、同僚や先輩後輩、もちろん上司とも衝突するようなことは避け、逆に心から尽くそうとする傾向がある性格の人です。

ここまで書くと企業にとっては最高の人材、人間としてみても完璧に近いように感じると思いますが、逆に言いますと、このような性格の人は、柔軟性に乏しいところがあり、自分が慣れ親しんだ生活の秩序が乱されたりしたり、対人関係で上手くいかなかったりすると、思い悩んでうつ病になりやすいのです。

実はこのタイプの人は以前は職場にもたくさんいたのですよね。真面目で几帳面、頼まれたらイヤと言えない、責任感も強い。そう、戦後の日本再生には欠かせないタイプだったのです。残念ながら現状はというと、そのようなタイプの人は職場でも孤立しやすい傾向があるようで、過労死や過労に伴う自殺をするタイプの人も、圧倒的にこのタイプの人になります。

うつ病の話しになると、一度は耳にするのが、このメランコリー親和型という言葉です。うつ病にもタイプがあり、このメランコリー親和型と、非定型うつ病(新型うつ病や逃避型うつ病、ディスチミア型うつ病など、こちらは色々な名前があります)に分けることができます。

上記では分かりやすいように社会人を例に出して書いてみましたが、子供達にも当てはめることができると思います。

 

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