小学3年生以降、周囲との違いに敏感になるので注意が必要

小学3年生以降、周囲との違いに敏感になるので注意が必要

自分自身の小さい頃を振り返ってみて下さい。

Aちゃんはピアノを習えていいなぁ、B君は新しいゲームを買ってもらっていいなぁ、Cちゃんの周りにはいつも友達がいっぱい居ていいなぁ、D君は人気があっていいなぁ。

自分と違うものを持つ友達、自分とは違う性格、自分とは違う生活環境。

小さい頃は、ただ単に「いいなぁ」ってだけだった思いが、「なぜ、自分だけ違うのか?」と疑問を持ち出すようになるのが10歳前後と言われています。

専門家のお話しでは、この10歳くらいの年齢はアイデンティティの確立が始まり、自分ってなんだろうと考え始める時期らしい。

アイデンティティとは自己同一性のことです。自分は何者であり、何をなすべきかという個人の心の中に保持される概念のことで、青年期(15、16歳から34歳または39歳頃)に自分自身を形成していくのですが、その始まりが10歳くらいなのです。

日本の場合は、その民族性からか、自分と周りを比べて同じであることで安心したりする傾向が強いのですよね。そのような同質性に安心することで、初めて他人と違う各自の個性を発揮することが出来るようになるのですが、まだまだ10歳前後ですと、周囲との違いを感じる以上に、場合によっては違うことはいけないことだと強く思い込んでしまって悩み始める時期でもあり、心のエネルギーが減ってる状態だと、それをキッカケにうつや不登校などの引きこもりに繋がりやすくなります。そのような訳で10歳前後で不登校になるような子が多かったりもします。

 

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